前回のエントリーでは、自分にとって「後で読む」がどんな感じのサービスなのかについて書きました。毎日何かとインターネットを眺める生活をしている中では、効率よく情報を処理していくための便利なサービスです。
自分は「後で読む」ために「Pocket」を使っています。今回は自分なりのPocketの使い方についてのお話。
目次
Pocketが好き
いろいろあります「後で読む」
とても便利な「後で読む」サービスですが、これを使うためのサービスもいろいろです。自分の使っている「Pocket」に「Instapaper」「Readability」と、有名どころもひとつではありません。
どれもオフライン保存や記事の再構成などの基本的な機能は備わっているので、自分の使ってる他のサービスとの相性などを考えながら、一番使いやすそうなのを選ぶのがいいと思います。
また「後で読む」に特化したサービスでなくても、それと同じような目的で他のサービスを使う事は可能だと思うので、オンラインブックマークなども含めて考えてみるのもいいのではないでしょうか。
「タイルビュー」がお気に入り
いろいろなサービスの中で自分が「Pocket」を使っている理由のひとつが「タイルビュー」です。
これは保存した記事を、その中に含まれる画像をサムネイルにしたカードのような形にして、それをタイル状に並べ一覧表示できる機能です。写真などのサムネイル一覧などのような感じですね。
自分の場合このサムネイル付カードの一覧のような表示形式が、「煩雑に保存されただけで整理をされていない情報」を見やすくするという点でとても便利なんです。
自分のPocketの使い方
とにかく全部Pocketへ
基本は「とりあえず何も考えずPocketに投げる」です。情報の基点はRSSリーダーからが多いのですが、RSSリーダーに表示されたリストを流し見して、少しでも開こうと思った記事は全部Pocketへ投げます。
その記事が自分の求めているようなものなのかとか、保存しておくべき内容なのかとか、そういったことは一切考えてません。極端に言えば「一瞬でも開こうと思ったらPocketへ投げる」んです。
検索なんかもほぼ同じ。検索結果を見ていく際、ざーっと見ながら開くであろうURLをどんどんPocketへ投げてしまいます。当然まだサイトを開いていないので、その先に必要な情報があるかどうかはまったく分かりません。
とにかく、その先にある内容の有用性などはまったく考えず、どんどんPocketへ投げ込んでサイトをメモしていくこと。これが自分の基本です。
好きなタイミングで内容を確認
こうしてどんどん投げ込んだ結果、まったく整理されていないサイトメモがたまっていきます。RSSの確認や検索など、一通りPocketへ投げ込み終わったら、次は内容の確認です。
この内容の確認は投げ込み作業の後、そのままの流れでやることが大半なのですが、場合によっては確認する時間が取れない時もあるかもしれません。
でもPocketを通していることで確認したいサイトは保存されていますから、作業を中断したとしても他の作業をしたとしても、好きなタイミングで確認作業をすることができます。
Pocketは後で読むだけに使い、それ以降はすべて別サービスに
自分にとって最大のポイントがこれです。Pocketに限らずいろいろなサービスを使い始めた当初、機能が充実していて便利なのですが、充実していることで逆にどう使うかで迷ってしまいました。
なので自分は基本的に「ひとつのサービスでまかなう作業はひとつだけにする」ことにしました。
Pocketに投げ込んだサイトを確認した後、それを以降に渡って保存しておきたいものやブックマークとして残したいものなど、その後の扱いを分類します。そして分類後の管理は、すべて別のサービスで行うことにしています。
Pocket上では最初に確認・分類した段階ですべてアーカイブにまわし、その後の管理はしません。お気に入りやタグをつける機能もありますが、これらも一切しません。
あくまでPocketで行っているのは、まだ内容を未確認のサイトを後で読むためのメモとして残すことで、それ以上の役割を持たせていないんです。
一度見たらアーカイブにして終わりという使い方を明確にすることで、リストに残っているものは未確認であり、すべて確認済みならリストは空になっているという状態を維持できます。
ちなみになぜ「削除」ではなくて「アーカイブ」なのかについては、後々なんとなくアーカイブを眺めると、「あの時こんなことあったなぁ」みたいな振り返りができるからです。
これが意外とおもしろいんですが、これには別に明確な目的があるわけではないので、タグ付け等されていなくてもまったく問題はありません。
あれもこれもできるけど、これしかしないという選択
Pocketにはプレミアムサービスもあり、「後で読む」にとどまらない使い方が可能です。でも単純に「後で読む」ためだけに使うことで、シンプルにそのサービスを生かすことができる場合もあるのではないかと思います。
「機能を生かしきれてない」と言ってしまえばそのとおりかもしれません。だけどいろいろなサービスの活用の仕方はひとそれぞれです。自分に合った、使いやすい方法を見つけていくのが大切だと思います。
Pocketを通した後のお話しは、またいずれの機会に。