Dropbox や OneDrive、Googleドライブなどいろいろなクラウドストレージを、目的によって使い分けています。
公式クライアントをPCにインストールすると同期できるようになったりで便利ではあるのですが、ファイルのバックアップ先など、目的によってはそこまで必要ない場合があったりします。
ブラウザでサイトにアクセスすれば済む話ですが、もうちょっと手軽に扱えるといいなと思ったり。
そこで WebDAVクライアント「CarotDAV」を使って、クラウドストレージを使ってみることにしました。
目次
WebDAVクライアント「CarotDAV」
CarotDAV
「CarotDAV」は Windows用のWebDAVクライアント。
WebDAV の他、FTP や Dropbox などのクラウドストレージにも対応されていて、簡易WebDAVサーバーも内蔵されているとのこと。
各サービスへの対応については公式サイトに掲載されているので、そちらをご覧になってください。
ソフトはインストーラー版とポータブル版が用意されており、マスターパスワードを設定することもできるので、環境に合わせた使い方をすることができると思います。
とりあえずここではポータブル版で使ってみることにします。
上記の公式サイトから「ポータブル版」をダウンロードして、解凍・実行します。
起動するとこんな感じ。
すべて英語のソフトですが、とてもシンプルで分かりやすいソフトなのであまり問題ないと思います。
起動もとても早く、軽いソフトですね。
WebDAV やクラウドストレージだけでなく、「File」で別PCの共有フォルダを開くことなどもできて便利です。
「CarotDAV」で「Dropbox」
まずは「Dropbox」を。
「File」の「New Connection」から「Dropbox」を選択します。
設定画面が開くので「Setting Name」は自由に。
「Authorize」をクリックします。
「Web Authorization」画面が開いたら「Step1」のリンクをクリックします。
するとブラウザで Dropbox へのアクセス許可が表示されるので、問題なければ「許可」をクリック。
ブラウザで連携完了の画面が表示されたら CarotDAV の「Web Authorization」画面に戻り、「OK」をクリックすると「Access Token」と「Token Secret」が入力されるので、「OK」で設定を完了します。
「Dropbox」が「CarotDAV」の画面に追加されました。
ダブルクリックで Dropbox にアクセスすることができます。
表示形式の切り替えやリネームなど、Windowsのエクスプローラーと同じような感じで扱うことができるので、操作も分かりやすいと思います。
ファイルのアップロードやダウンロードは、ドラッグ&ドロップでも行うことができます。
フォルダでのアップロードやダウンロードもできるので、とても扱いやすいです。
「CarotDAV」で「OneDrive」
続いて「OneDrive」を追加してみます。
「Dropbox」の時と同じように、「File」の「New Connection」から「OneDrive」を選択し、「Authorize」をクリックします。
「Web Authorization」にサインイン画面が表示されたので、接続したいアカウントでサインインしました。
アクセス許可画面が表示されるので、問題がなければ「はい」をクリックすると、「Dropbox」の時と同じように「Access Token」と「Refresh Token」が入力されます。
「OneDrive」が追加されました。
こちらもフォルダでのアップロード・ダウンロードともに行うことができました。
軽くてシンプル使いやすい
1ペインのシンプルなソフトですが、動作も軽くてとても使いやすいと思います。
PC上のフォルダと常に同期をとるクライアントはそれはそれで便利ですが、必要な時だけファイルの出し入れをするような目的ならこちらでも充分です。
複数のサービスをまとめて登録できることやポータブル版で持ち運びできることなど、メリットもいろいろあると思います。
それぞれのサービスの対応規格があるので公式サイトを確認しながら、他のサービスも含めて使い方を広げていってみようかなと思います。
追記:簡易WebDAVサーバーでのドライブマウント
CarotDAV に内蔵されている「簡易WebDAVサーバー」を使ったドライブマウントを試してみました。