普段持ち歩いているスマートフォンで手軽に写真を撮る事ができるようになり、以前より保存している写真の枚数も多くなりました。
自分は写真の整理・保存をPCメインで行っているのですが、スマートフォンやデジカメで撮影した写真を日付ごとなどでフォルダに分けて整理しています。
写真を表示する際に使う画像ビューアもシンプルなものから高機能なものまでいろいろありますが、枚数やフォルダ数が増えてきた事もあり、エクスプローラ型の画像ビューア「XnView」を使ってみることにしました。
XnView
XnView Software
http://www.xnview.com/en/xnview/
「XnView」は、とても多くのフォーマットに対応しているエクスプローラ型のUIを持った画像ビューアです。
ソフトのダウンロードは上記公式サイトから。
「XnView」には、最小構成の「Minimal」・対応している全言語が含まれている「Standard」・プラグインやアドオンなど全部入りの「Extended」と3つのパッケージが用意されています。
また、それぞれ「Setupファイル」と「Zipアーカイブ」がありますが、今回は「Standard」の「Zipアーカイブ」を使用しています。
「XnView」を使ってみた
「Zipアーカイブ」をダウンロード・解凍し「xnview.exe」を起動すると、セットアップ画面が表示されます。
初期で日本語になってると思いますが、使用言語や設定の保存先など使い方に合わせて設定してください。
こちらが「XnView」の画面です。
「XnView」は3ペイン構造になっていて、フォルダツリー・ファイルビュー・プレビューが配置されています。
このレイアウトはメニューの「表示」>「レイアウト」から変更することができます。
その他、右クリックで表示されるメニューからは表示形式の変更や新規フォルダの作成、フォルダのコピーや移動なども行う事ができます。
フォルダを開くとこんな感じでファイルが並び、画像のプレビューが表示されます。
プレビューの他、ファイルのプロパティやヒストグラム、EXIF情報などもタブ切り替えで簡単に確認することができます。
画像を開くと画面全体に1枚表示され、メニュー下にタブが追加されるようになっています。
画像表示ではトリミングや回転、明るさやコントラストの変更や赤目補正など、画像の編集をすることもできます。
色の変換やぼかしなどのフィルタをかけることもできるので、簡単な画像編集であれば「XnView」だけでも充分かもしれません。
画像を開く際にはフォルダツリーから目的のフォルダを開くことになりますが、フォルダツリーの表示されている部分には、「お気に入り」と「カテゴリ」も用意されています。
フォルダツリー上でフォルダを右クリックして表示されるメニューから「お気に入り」に追加することができ、よく使うフォルダがバラバラに配置されているような場合でも、簡単にアクセスすることができるようになります。
「カテゴリ」では、画像に設定した「カテゴリ」や「レーティング」「カラーラベル」で分類表示することができるようになっているので、画像を整理する場合にも便利だと思います。
これらの他にも、一括ファイル名変換や画像の比較、類似したファイルの検索やスライドショー・Webページ・PDFの作成など、いろいろな機能が用意されていて、「XnView」ひとつでとても多くの事ができるようになっています。
動作も軽く機能豊富な画像ビューア
フォルダツリーへのドラッグでファイル移動をすることもでき、お気に入りやカテゴリなど画像の管理もとてもしやすいソフトです。
画像の編集やExif情報を利用した一括リネームなど用意されている機能も多く、いろいろな事が「XnView」で間に合ってしまいそうです。
画像の表示速度なども特に気になることはなく、ソフトの動作も軽いので、とても使いやすい画像ビューアだと思います。
写真を撮影日ごとのフォルダに分類している場合など、フォルダで画像を整理しているような場合には、エクスプローラ型がより便利に感じるかもしれません。
とりあえず写真に関しては「Rexifer」でフォルダ分け・リネームし、「XnView」で管理・閲覧する形で使ってみようかなと思います。