スマートフォンでも手軽に写真を撮れるようになり、デジカメも購入しやすい価格のものが増えたりと、以前と比べ写真を撮りやすい環境になりました。
撮った写真はスマートフォンのフォルダで管理している人もいれば、カメラアップロードなどの機能を使ってクラウドストレージへアップロードしている人など、管理の仕方もいろいろだと思います。
自分は一度PCへ移動し、日付ごとのフォルダに分類してから、PCのフォルダやクラウドストレージで管理・保存するようにしています。
写真の枚数が多くなってくると、この「日付ごとのフォルダ分け作業」が意外と手間。
そこで、Exif情報を利用して撮影日ごとに写真をフォルダ分けしてくれる「JPEG Image Filer」というPCソフトを使ってみました。
JPEG Image Filer
「JPEG Image Filer」は、撮影した写真などを自動的に撮影日でフォルダに整理するためのPCソフトです。
整理する写真の撮影日は、Exif情報を利用しています。
現在のバージョンでは、写真だけでなく動画の整理にも対応しているとのことです。
ソフトの説明やダウンロードは、配布してくださっているサイトをご覧になってください。
JPEG Image Filer バージョン2.3.0公開
http://tips.crosslaboratory.com/post/cl_jpeg_filer/
動作には「.NET Framework 4.0」が動作する環境が必要です。
PCに導入されていない場合は、あらかじめインストールしておいてください。
JPEG Image Filer を使ってみる
使い方
「JPEG Image Filer」は特別なインストール作業は必要ないので、ダウンロードしたファイルを解凍し、好きなフォルダに移動したら「ClJpegFiler.exe」を起動します。
起動するとこんな感じ。
「対象ファイル」にはフォルダ分けしたい写真を追加します。
ファイル・フォルダのどちらでもドラッグ&ドロップすれば追加することができます。
「階層」はフォルダの階層指定です。
ここで指定したフォルダ階層が出力先に設定したフォルダ内に作成されます。
「日付書式」と「曜日」はフォルダ名の書式設定です。
「出力先」はフォルダ分け後の保存先の設定。
場所を直接打ち込んでもいいですし、「参照」からのフォルダ選択、出力したいフォルダをドロップすることでも設定することができます。
「コピーではなく移動する」は、フォルダ分け実行後の元ファイルの設定です。
未チェック時はファイルをコピーしてフォルダ分けするため、ファイルはそのまま元の場所にも残っていますが、チェックを入れると日付フォルダに移動になり、元の場所にファイルは残りません。
「撮影日の無いファイルを隔離する」は、Exif情報がない写真ファイルなど、「JPEG Image Filer」で処理されないファイルについての設定です。
出力先フォルダ内に「隔離フォルダ」を作成して振り分けたり、ファイルの作成日や更新日での振り分けなど、振り分けない設定以外にも選択することができるようになっています。
準備ができたら「実行」をクリックすると、フォルダ分けが実行されます。
「選択クリア」と「全部クリア」で追加したファイルのクリアをすることができます。
フォルダ分け実行後に引き続き別のファイルをフォルダ分けしたい場合には、一度「全部クリア」してから、再度ファイルの追加・実行をします。
実際に使ってみる
今回は上画像の「Pic」というフォルダ内の画像を日付整理してみようと思います。
「対象ファイル」に「Pic」フォルダをドラッグ&ドロップで、ファイルが追加されました。
今回は画像のような設定でフォルダ分けしてみたいと思います。
「出力先」は同じ「Pic」フォルダにしてみました。
整理した日付フォルダでクラウドストレージにアップロードしたい場合などは、出力先をクラウド同期しているフォルダに設定すると、手間が減って楽かもしれないですね。
実行中はこんな感じ。
「待機中」だったファイルの状態表示が、処理したものは「完了」に。
画面最下部には進捗バーが表示されています。
フォルダ分けが完了しました。
ファイル数が少ないこともあり、あっという間に終わってしまいました。
引き続き別ファイルを整理したい場合は、「全部クリア」で対象ファイルをクリアしてから同様の操作を行います。
「JPEG Image Filer」実行後の「Pic」フォルダ内です。
日付フォルダが作成され、「コピーではなく移動する」にチェックを入れていたので、ファイルが日付フォルダに移動・整理されました。
動作も軽くとても使いやすいソフト
撮影した写真ファイルの管理は意外と手間のかかる作業だったりします。
管理の方法は人によって違うと思いますが、日付ごとのフォルダに分類する場合には、動作も軽く設定も簡単で、とても使いやすいソフトだと思います。
出力先を自由に設定できるため、ファイルの移動やコピーと同時に整理することができますし、管理の手間を減らしてくれる便利なソフトです。