写真用のクラウドサービスも今はたくさんありますね。
サービスによって特徴にもいろいろな差があって、使い分ける事でいろいろ便利になりそうな点も多いです。
自分は普段「Flickr」を保存用に使っているのですが、完全にプライベートにしていて共有などには使っていません。
知り合いに写真を見せる時などの共有を視野に入れていずれ他のサービスを見てみようと思っていたのですが、先日写真を書き込んだCD-Rが読めなくなっているという事態に遭遇しました。
改めてバックアップ手段はいろいろ考えておかないとなーと実感しまして、良い機会ですので少しWEBサービスを見ていこうと思います。
今回は、OLYMPUSのフォトクラウドサービス「ib on the net」を使ってみます。
※11/15追記:現在リニューアルされ、保存期間やリサイズなど記事作成時とサービス内容が異なっていますので、合わせて公式サイトを確認してください。
実質「無料・無制限」の「ib on the net」
[ib on the net] 登録無料、写真共有、フォトブック、プリント、写真バックアップ
「ib on the net」はOLYMPUSの提供している登録無料のフォトクラウドサービスです。
大きな特徴のひとつは「3つの制限ナシ」。
保存容量・アップロード枚数・保存期間が無制限で、ここが実質「無料・無制限」の部分です。
※11/15追記:リニューアル後、「保存期間無制限」から「60日間ログインがない場合は削除」に変更されています。
ここで気になるのは「実質」という部分ですが、「ib on the net」ではアップロードした写真のオリジナルサイズでの保存は「アップロード後の翌月末まで」で、それ以降は「1600×1200」サイズに自動リサイズされて保存されます。
1600×1200以下のファイルと自動リサイズ後のファイルは期間無制限で保存される形式です。
※11/15追記:リニューアル後、リサイズは行われなくなったようです。
オリジナルサイズの写真を保存し続けるためには「クラウドバックアップサービス」を使う必要があり、これは有料のサービスです。
※11/15追記:「クラウドバックアップサービス」は終了となります。
共有の方法は、特定のメンバー間での共有用の「シェアスペース」の利用とFacebook連携になります。
その他の機能は、アルバム機能やオンラインプリント、タグ付けや検索、地図表示などです。
※11/15追記:「シェアスペース」は終了となります。
「ib on the net」を登録して使ってみる
※11/15追記:以下はリニューアル前の内容になるので、現在と内容が異なっている点があると思われますのでご了承ください。
というわけで、登録して使ってみます。
登録に必要なのは、メールアドレスのみです。
登録してログインするとホーム画面が表示されます。
ホーム画面です。
サービスがまとまっていて扱いやすい印象ですね。
マイフォトから写真をアップデートしてみます。
アップロードは写真を複数選択しての一括アップロードも指定可能。
フォルダでのアップロードは見た感じできないようでした。
アップロード後のマイフォト。
写真の参照や共有、アルバム登録やタグ付けなど各設定も行えます。
写真一覧では撮影日でソートされ、最近のアップロードではアップロード日でのソートが可能です。
続いて共有を見てみます。
シェアスペースでの共有はアルバム単位のようです。
選択した写真を共有する場合は共有用のアルバムとグループを設定、すでにあるアルバムを共有する場合はグループを設定します。
グループの管理・作成はシェアスペースのタブから行う事ができ、メンバーを簡単に登録できるようアドレス帳が用意されています。
「他サービスから追加」をクリックしてみたところ「Gmail」が候補に出たので、「Gmail」からメールアドレスを取り込めるようです。
シェアスペースでの共有を作成するとこんな感じになります。
コメントや伝言板などがあり、グループで使いやすいように作られているようです。
グループへ招待したメンバーにはメールが送られ、そのメールにグループへ招待された旨とサービスへの登録方法が記載されています。
登録せずに利用する事はできないので、限られたメンバーで使う事に特化している印象ですね。
サービスを使っていない人への公開や共有を行いたい場合は、シェアスペースではなくFacebookへの連携を使う事になると思います。
今回しっかり試していませんが、公開範囲の指定など、Facebookとの連携をしやすいように作られているようなので、Facebook連携を中心に使う場合には扱いやすいサービスかもしれません。
仲間内での活動記録などに向いているサービスかもしれませんね
試した限り写真のアップロードなども早いですし、使いやすいサービスだろうと思いました。
シェアスペースでの共有を考えると、単純な写真の保存用ではなく、しっかりとした目的を設定した使い方をした方がいいサービスかもしれません。
オリジナルサイズの写真の保存期間が限定される事や、自動リサイズはされるけれど無制限で蓄積されていくことを考えると、仲間内で旅行へ行った時の写真を共有するなど、グループ活動の記録などにはいいかもしれないです。
自動リサイズと共有方法の点から個人写真のオリジナル保存用には難しいかもしれませんが、「3つの制限ナシ」は魅力的ですし、用途を合わせた運用を考えてみたいと思います。