Nexus6でも緊急地震速報を受信できた。ところで「ETWS」ってなんでしょう?

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先日自分の住んでる地方に緊急地震速報が出た際、手元の Nexus6 にも速報が通知されました。

この緊急地震速報は「ETWS」という仕組みによって配信されています。

ドコモのエリアメールのように、各キャリアの配信でも使われている仕組みですが、自分はこの「ETWS」について詳しく知りませんでした。

というわけで、Nexus6 でも緊急地震速報を確認できたこの機会に、「ETWS」について自分の勉強用にメモしておこうと思います。

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Nexus6 が緊急地震速報を受信

Nexus6 を使うようになってから、ふとした時に気になっていた事のひとつが「緊急地震速報」がなるのかという点でした。

設定のアプリから「全て」を確認すると、「緊急警報」というものが Nexus6 にはあります。

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ちゃんと受信してくれるかなーと漠然と思ったりしていたわけですが、さすがに試してみる術はないのでそのまま。

場合によってはアプリでカバーしようかと考えたりもしていましたが、先日緊急地震速報が出た際に Nexus6 にも通知されることが確認できました。

受信時にはロック画面上に「緊急警報」のみが表示され、ステータスバーなども含め、通知以外には何も表示されていませんでした。

スクリーンショットは撮り忘れ。

そしてこの時、この速報は「ETWS」という仕組みによるものだという事が改めて分かったので、「ETWS」について少し調べてみることにしました。

「ETWS」ってなんぞ?

この「ETWS」というのは「Earthquake Tsunami Warning System」という世界標準規格で、各キャリアで利用されているものだそうです。

「緊急地震速報」や「ETWS」についての説明は、こちらのサイトで書かれていたものが参考になりました。

てくろぐ: IIJmioのSIMで緊急地震速報は受信できる?

しかし、ETWSではそのような区別は行われず、電波が届く端末すべてに対して相手を特定せず、一方的にデータを送りつけます。さらに、この通信は基地局が送り出す信号の中でも最優先で処理されるようになっています。

ETWS は基地局と端末間での相互通信を行うことなく、電波が届く端末すべてに最優先で送信されるということ。

ETWSの通信はこのどちらも通らず、専用の設備(CBC…セル・ブロードキャスト・コントローラー)が、基地局を管理するMMEやRNCを直接駆動し、基地局から信号を送出します。

そもそもの通信とはまったく別の設備と配信経路によって、ETWSは送信されていること。

さらに相手を特定せずに一方的に送信する仕組みから、MVNOであってもETWSを受け取ることができるということが分かりました。

また、SIMなしの Androidでも緊急地震速報を受信できる場合があるようで、Nexus6 でもSIMなしで緊急地震速報を受信したという情報を見かけました。

一方的に送信する仕組みや独自の配信経路をとることで、端末側がETWS受信に対応していて、相互通信できずとも送信する基地局の電波をつかめる状態にあるなら、ETWSを受信できるのかもしれないですね。

とりあえず心配事がひとつ減りました

経験から「緊急地震速報」のありがたみをとても感じている自分がいるので、Nexus6 が受信してくれたことで、ひとつ心配事が減りました。

普段はドコモ端末とNexus6の2台持ちをしている事が多いので、最低限ドコモ端末が受信してくれるだろうと思ってはいたのですが、これでNexus6単体で持ち歩いている時も安心です。

それにしても、恩恵を受けているいろいろな機能についてもまだまだ知らないことはいっぱい。

今回は「ETWS」について知るいい機会になりましたし、今後も気になった事はちゃんと調べていかないといけないですね。

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