taskerでバッテリー温度を取得する

tasker

スマートフォンやタブレットでゲームをしたり動画を見たりすると、けっこう熱を持ちます。充電中だって熱を持ちますし、何をするにしても端末の温度上昇は避けられません。

特にバッテリー温度は劣化や電池寿命の低下につながりそうですし、どうしても気になってしまいます。

バッテリー管理アプリやその他のアプリでも、バッテリー温度を表示するものは多いですが、その手のものを使っていない人も多いと思います。

というわけで、今回はtaskerを使ってバッテリー温度を取得してみたというお話です。以下の設定はNexus6で行っています。

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バッテリー温度を取得する設定

taskerでバッテリー温度を取得するために「Read Line」を使って取得したバッテリー温度を変数に設定します。

この設定で読み込むファイルは「/sys/class/power_supply/battery/temp」です。

battemp01

  1. Task Editの際、Action Categoryで「File」をタップします。
  2. 表示されたActionの中の「Read Line」をタップ。
  3. Action Editの画面になったら、Fileの横の虫眼鏡をタップして、上記のファイルを選択します。
  4. To Var」に取得したバッテリー温度のための変数を設定します。自分は「%BATTEMP」とか名前つけてます。

例えば、この変数を表示するメッセージなどに組み込めば、その時のバッテリー温度を表示する事が可能です。

取得されている温度は小数点以下一桁までなのですが、表示される数値は小数点が表示されていません。

バッテリー残量表示に組み込んでみる

試しに以前のエントリーで触れたtaskerとPushBulletでバッテリーの残量をメモする設定にこの変数を組み込んで、バッテリー残量と時間、加えてバッテリー温度をPCに送信してみたいと思います。

バッテリー残量のメモについては以前のエントリーを読んでいただければと思います。

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スマートフォンを使っているとどうしても気になるのがバッテリー残量。新しい端末を入手した時や新しいアプリをインストールした時など、バッテリー消...

上記のエントリーではPushBulletでバッテリー残量とその時の時刻を送信したのですが、そこにバッテリー温度を加えてみたいと思います。

battemp02

1は温度を取得する設定。設定した変数は「%BATTEMP」です。

2はPushBulletで送信する内容。バッテリー残量メモの時の表示する変数に、「%BATTEMP」を加えました。

battemp03

実際にPCに送信された結果がこちらです。

pushbattemp

表示されている数値は、「残量(時刻)温度」です。温度は283なので、28.3℃ということですね。

いろいろできるけど、使い道はあとで考えよう…

自分はバッテリー管理系のアプリを入れてない端末があるので、今回はこんな方法を試してみました。

バッテリー残量もそうですが、あまり気にしすぎても使い勝手を落としてしまうかなとは思うんですが、ある程度設定が煮詰まるまでは特に気になってしまう自分がいます。

ただ思う存分使わないともったいないのは事実でしょうし、適度に気にしつつでやっていこうと思うのでした。

追記:温度の値がEOFになる場合

「Read Line」で取得した値がEOFになることがあります。

毎回しっかり数値を得たい場合は、「Read Line」のtaskの後に「Go To」を入れて、「If」の設定で、取得した変数がEOFだった場合は「Read Line」に戻るようにすればちゃんと数値を取れると思います。

場合によってはループしちゃうかなと少し心配したのですが、自分で試してみた感じではループすることなく数値は返ってきているので大丈夫かなーとは思っています。

もし試してみる方がいればその辺りを確認しつつ様子をみてください。

※追記:値が「EOF」にならないように、別記事で Task に「Go To」を組み込んでみました。

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