先日アップデートされた「Firefox43」から、未署名のアドオンが自動的に無効化されるようになり使用することができなくなっています。
セキュリティの面を考えると未署名のアドオンを使わない方がもちろんいいのですが、普段使い慣れていたアドオンが突然使えないとなると、使い勝手がずいぶん変わってしまうかもしれません。
「Firefox43」では設定を変更することで、未使用のアドオンを引き続き利用できるようになっているので、方法をメモしておこうと思います。
このオプションは「Firefox 44」で削除される予定なので、乗り換え先のアドオンを見つけるまでのつなぎということで。
以下の設定変更は動作保証対象外になり、また未署名のアドオンを使えるようにすることでセキュリティが弱くなることを考慮した上で、自己責任で行ってください。
「Firefox43」で未署名のアドオンを使用する
Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力して、設定の変更画面へ入ります。
以降の設定変更が「動作保証対象外になります」という警告画面が表示されるので、「細心の注意を払って使用する」をクリックします。
「xpinstall.signatures.required」という項目を検索します。
表示された「xpinstall.signatures.required」の項目をダブルクリックして、値を「false」に変更します。
設定を変更したら、Firefoxを再起動して完了です。
設定変更前と変更後のアドオン表示
未署名のアドオンがインストールされている場合、そのアドオンは無効化され、Firefoxのアドオン画面でも「一部のアドオンが無効化されている」と表示されています。
上記の設定変更後は、アドオン画面での表示も上画像のような表示になり、「Firefox43」でも未署名のアドオンが有効化されているはずです。
今のうちにアドオンの乗り換え先の検討を
とりあえずこれで、引き続き未署名のアドオンを利用することができるようになりましたが、いずれこのオプションが削除されることやセキュリティ面を考え、乗り換え先の署名付きアドオンを探した方が良さそうです。
また未署名のアドオンを使用できる状態にしたので、この設定で新しいアドオンをインストールする際には注意が必要になるかと思います。
アドオンはとても便利で、使い慣れているものは余計に手放しにくいものも多いのですが、これも良い機会と思い、より使いやすいアドオンを探してみるのもいいかもしれません。