前回のエントリーでFMトランスミッターやらを考えてたら、突然ふと思い出した事があったのでなんとなくメモ。
ずいぶん前の事なんだけど、個人的にインパクトあった出来事だったせいか、けっこうちゃんと覚えてるもんです。
FMカー・ワイヤレスマイクなるものがあってですね
もうずいぶん前の話になりますが、シガーソケットにマイクをつなげて音声をFMで飛ばし、それを受信することで2台の車の間で会話するっていう製品があったんですよ。
オーディオテクニカ AT8511 FM カー・ワイヤレス・マイク むせんごっこ Hello
上の記事で触れられてるみたいなやつです。自分が使ってたのはこれではなかったけど、最近売ってるところを見た記憶がないですね。
FMでチューニングするせいでカーオーディオを占有されてしまうので音楽聴いたりはできなくなってしまうわけですが、これが思いのほか便利で、車２台でちょっと遠出する時とか渋滞に巻き込まれて延々動かない時に会話できたりとかで重宝したものなんです。
なぜか常時挿したままだったこの商品
２台が対になっていてこそ役に立つ商品なので、１台で走ってる間はFMの周波数を相手側に合わせたままなんてこともなく、適当に音楽聴いたり普通にラジオ聴いたりしてました。
完全に使わない状態なんだから普通に考えればはずしておくんでしょうけど、挿しっぱなしでも別に何も困らないんですよね。相手の音がそこから聞こえるわけでもないし。
そんなわけで普段からずっと挿しっぱなしで運転してました。それこそ「挿しっぱなしだから相手が来ればすぐ会話できるよ！」くらいな感じ。
そして悲劇が起こる
忘れもしない、あれは東京から実家に帰省する際、高速道路で渋滞に巻き込まれた時です。歌を歌ってたんですよ。ほら、一人で運転中で、渋滞に巻き込まれてて、なんかちっとも動かなくて、おかげで眠くなりそうで。けっこう長い時間歌ってたと思うんですよね。なんせ渋滞で巻き込まれてからずっとでしたから。
で、やっと渋滞を抜けて、開放感でますます陽気に歌いつつ、休憩入れようと次のサービスエリアで停まったんですよ。駐車したスペースはちょうど２台並んで空いてたところ。自分の車を停めるとすぐ隣のスペースに別の車が停車しにきました。
この人も渋滞抜けて休憩かーなんて思いつつ車を降りると、隣の車の運転手さんが窓を開けて、
「あの…歌聞こえますよ。FMで。」
と、一声かけてそのまま降りることなく走り去って行きました。
気をつけよう 電波は見えない 気づかない
きっとあの運転手さんはラジオを聴くためにFMのオートチューニングでもしたんでしょうね。そしたら近くにいた自分のやつを拾ったとか、そんな感じなんでしょう。わざわざ教えにサービスエリアまでついてきていただいてありがとうございました。そしてなんかごめんなさい…
それ以来ホントに使うとき意外はちゃんとはずすようにしました。
便利なものは用途を間違えなければ本当に便利なので、何事も使用上の注意をよく読み、用法を守って正しく使いましょう
