家族一緒に生活していると、たまに自分にとって耳慣れない言葉が飛び出してくるときがあります。
何回も聞いていると、なんとなくこんな意味なんだろうなぁと分かるようにはなりますが、実際はどういう意味の言葉なのか知らないままだったりします。
今回はうちの父が使う、自分にとって耳慣れない言葉のお話
「ひゃーにもならない」ってなんだ?
テレビを見ている時、新聞を読んでる時、一人で何かをしている時。いろんな場面でうちの父が使う言葉の中に「ひゃーにもならない」という言葉があります。
この言葉、うちの家族の中では父しか使わない言葉で、家族どころか親戚などでの間でも聞いた覚えがなく、むしろ自分の身のまわりでは父しか使いません。
その言葉の意味も、会話の流れ的にこんな感じなんだろうなぁと自分で勝手に想像してる状態なので、ちょっとインターネットで調べてみようと思い立ちました。
そんなわけで、そのまま「ひゃーにもならない」で調べてみると、それっぽいものが見当たらない。「ひゃー」ではもちろんないし、「ひゃー」「ならない」でも見当たらない。
「父が造ったまったくオリジナルの造語だったらどうしよ」なんて思いながら調べ続け、おそらくこれだろうという言葉を見つけることができました。
それは栃木弁の「ひゃーもしない」という言葉です。
「ひゃーもしない」の意味
この「ひゃーもしない」という言葉は、「たいしたことない」「意味がない」「何の役にもたたない」という意味で、栃木県茂木町の茂木弁らしいです。
確かの父との会話から察すると、「役にたたない」や「意味がない」だとするととてもしっくりきますし、自分が想像していたイメージとほぼ一致します。
ほぼ間違いなく、この「ひゃーもしない」の意味をあてるので正しいのでしょう。
でもそうすると、なんで「ひゃーもしない」が「ひゃーにもならない」になったんだろう。父の中では「ひゃー」が「役に立つもの」とか「意味のあるもの」みたいな感じなんだろうか…。
さすがにどうして変化してるのかは父のみぞ知る。誰か同じように使ってる人がまわりにいたのかな?
家族の使う知らない言葉ってけっこうあったりしませんか
ずっと一緒に暮らしてるのに自分の分からない家族の言葉。たいてい家族の実家のある土地の方言だったりしますけど、気がついた時にはちょっと調べてみるのも、おもしろいかもしれませんよ。
というか、父はいつこの言葉を身につけたのだろう。地域的な接点は特にない気がするんだけど…。
「~にもならない」に変化してる理由も気になるなぁ。もしかして「これはひゃーだなぁ」とか言うんだろうか。いや、聞いたことないけど。