ファイルのコピーや移動など、Android端末内のファイルを管理する際には「ファイラー」アプリを使用してファイル操作をしています。
先日 Nexus6 が Android 6.0 Marshmallow にアップデートされましたが、Android 6.0には簡易的なファイラー機能が標準で追加されています。
これによりアプリをインストールしていない環境でも、基本的なファイル操作であれば行うことができるようになりました。
アプリのようにいろいろな事ができるわけではありませんが、せっかく標準で使う事ができる機能なので試してみることにします。
Android 6.0で追加されたファイラー機能
Android 6.0で新しく追加されたファイラー機能へは、「設定」>「ストレージとUSB」から起動します。
「ストレージとUSB」を開くとストレージの使用量とその内訳が表示されますが、表示項目の一番下に「外部メディア」の項目があり、これがファイラーになっています。
画面はこんな感じ。
表示はとてもシンプルです。
機能はとても基本的なもののみ
機能としてはファイラーにとっての基本的なもののみになっていて、特に複雑な操作などもなく、扱いで困るようなことはないと思います。
フォルダやファイルを長押しで選択、メニューからコピーなどの各操作を行う形です。
フォルダやファイルの並び順は、「名前順」「更新日順」「サイズ順」の3つが用意されていて、メニューからいつでも切り替えることができます。
ファイルの表示形式は「リスト表示」と「グリッド表示」の2種類。
こちらもメニューから自由に切り替えることが可能です。
試しに写真を保存しているフォルダを開いてみるとこんな感じに。
こちらは「リスト表示」になります。
リスト表示でもサムネイルが表示されているのはいいところ。
同じフォルダを「グリッド表示」に切り替えてみるとこんな感じになります。
サムネイルが大きく表示され、画像の一覧表示としてはとても見やすくなりました。
画像フォルダ内の確認目的であれば、これでも充分確認することができそうです。
画像ファイルをタップするとインストールされている画像表示アプリで表示になります。
画像表示できるアプリが複数インストールされている場合は、いつもと同じようにアプリ選択です。
あくまで簡易的なファイラーとして
クラウドストレージなども扱う事ができるファイラーアプリと違い、出来ることは基本的な操作のみになるので、あくまで簡易的なファイラーという感じです。
普段別のファイラーアプリを使っている場合には、そちらから乗り換えるというところまではさすがに無理かもしれません。
ですが特にファイラーアプリをインストールしていない場合でも、ファイル整理を充分行えるようになっていると思います。