Nexus6 には Qualcommの Quick Charge 2.0 に対応した充電器、「Motorola Turbo Charger」が付属しています。
以前 Nexus6 をこのターボチャージャーで急速充電した場合の充電量についてメモした記事を書きました。
その時のメモでは充電開始時と完了時の時間をメモし、充電にかかった時間と1時間あたりの充電量を計算したのですが、ふと充電中にどんな感じでバッテリー充電量が推移しているのか気になりました。
充電量の推移を見れば、ターボチャージャーでの急速充電が効果的に使えるタイミングが分かったりするかなと思い、充電中のバッテリー残量を5分ごとにメモしてみました。
バッテリー残量を5分ごとにメモする
充電中のバッテリー残量の取得は、いつものとおり「tasker」と「PushBullet」を使っています。
充電開始時と終了時は、以前「Motorola Turbo Charger」でのバッテリー残量をメモした時と同じものを。
充電中のバッテリー残量については、普段バッテリー消費量をメモしている設定を利用し、プッシュ送信の Repeat を 5min に変更してメモしました。
メモする際、充電開始時のバッテリー残量によって急速充電の動作に差が出たりする事があるのかなと思い、バッテリー残量の違う3パターンでメモしてみました。
測定結果
メモしてみたのは、開始時のバッテリー残量が「57%」「27%」「14%」の3パターンです。
特に深い意味はないのですが、「60%付近」「30%付近」「15%付近」のつもりでこのタイミングにしてみました。
5分間隔のためプッシュ回数が多いので、テーブルを画像で貼り付けさせていただきました。
開始残量「57%」時
- 充電量:43%
- 満充電までにかかった時間:1時間10分
- 1時間あたりの平均充電量:36.86%
開始残量「27%」時
- 充電量:73%
- 満充電までにかかった時間:1時間33分
- 1時間あたりの平均充電量:47.10%
開始残量「14%」時
- 充電量:86%
- 満充電までにかかった時間:1時間41分
- 1時間あたりの平均充電量:51.09%
残量80%以下での充電量が1時間あたり約75%と早い
5分ごとの充電量の推移やグラフにした時の傾きなどを見ると、バッテリー残量80%までは充電量が多いようです。
3つのパターンそれぞれで残量80%以下での充電量を取り出して計算してみると、1時間あたり75~76%付近の充電量になっています。
開始時と満充電時の数値だけ見て1時間あたりの充電量を計算した場合に3つのパターンでかなり差が見られるのも、開始時の残量が少なければ少ないほど80%以下での影響が大きくなるからですね。
3つのパターンともに80%までは、時間あたりの充電量が同じような数値で推移するので、開始時の残量では充電動作に差もなさそう。
とりあえず結論として、残量80%までを目安として、残量が少なければ少ないほどターボチャージャーを使うメリットが大きいという感じでよさそうです。
「Motorola Turbo Charger」の公式には、15分の充電で8時間バッテリーが使えると書かれています。
今回の数値から計算すると、80%以下なら15分充電で約19%。
使用端末のバッテリー消費量が1時間あたり2.3%程度なら8時間使える事になるので、これまでにメモした Nexus6 のバッテリー消費量を考えれば、書かれているとおりの性能は出ているかなという感じです。
ついでに温度も見てみると、80%までは高くなっていて、それ以降少し下がってます。
個人的には思っていたよりも温度上昇が落ち着いてる印象でした。